車中泊ってなんだろう
「車中泊」はそのものずばり、自動車の中で泊り、眠ることです。
つまりは気軽に旅行に出た時の寝泊りのスタイルです。
また、高速道路の料金が安くなったことで遠出をする方が増える一方で、高速道路の渋滞も増えています。そんな時に夜に気軽に休んだり泊まれると便利ですね。
そんな方達の車中泊の姿が高速道路のサービスエリアやパーキングエリア、道の駅などでよく見られるようになっています。
これは行程上の都合がよいことや、トイレが整備されていること、治安も保たれているからです。
でも、車中泊はオートキャンプとは異なります。
車外で飲食や団欒をした場合はオートキャンプとみなされます。そして、これを禁じている場所が多くあります。
車外での活動を伴うと、周囲に迷惑をかけることがあるからです。
オートキャンプをしたい場合は、オートキャンプ場に行きましょう。
車中泊は、あくまで「車内で泊ること」と理解しましょう。
車中泊のマナー
前述のように、車中泊をオートキャンプのように考えてしまい、夜に騒いだりすると周囲に迷惑をかけてしまいます。
また、エンジンをかけっ放しにすることは、周囲への迷惑にもなる上に、環境にも、エンジンにもよくありません。ガソリンももったいないですね。
そこで車中泊では専用のバッテリーを使い、エンジンをかけっ放しにはしません。
そして、マナーというよりは身の安全を守ることも大事です。
サービスエリアやパーキングエリア、道の駅での車中泊は比較的安全に見えますが、安全が保障されている訳ではありません。窓を大きく開けたまま寝たり、ドアをロックせずに寝るのは控えましょう。
バッテリー類
車中泊では特に大事なものが2つあります。その一つがバッテリー類です。
夜は当然のことながら暗くなります。街灯など外部から入ってくる光では本も読めません。もちろん、いろいろな電気製品も使いたいですね。
車中泊で必要なバッテリー類は「バッテリー」と「インバーター」に大きく分けられます。
車中泊に求められるバッテリー
使用する機器の消費電力を考慮したうえで、一晩中使える容量に余裕のあるバッテリーを選ぶことが大事です
一般の自動車の車載用バッテリーは走りながらオルタネータで充電しながら動作するように作られています。そして一旦蓄えた電気が空っぽになってしまうと、その性能は著しく低下してしまいまい、充電し直しても本来の性能を回復することはできません。
これに対して、車中泊用のバッテリーは「ディープサイクル」と呼ばれるタイプのものを使います。これは電気を空っぽになるまで使うことを前提に作られているもので、専用の充電器で充電することで何回も元の性能を回復して繰り返し使えます。
ディープサイクルバッテリーは一般の車載用バッテリーよりも高価なものが多いですが、何回も使えるために非常に経済的です。
ディープサイクルバッテリー一覧を見る
インバーター
バッテリーの電気は直流(DC)です。これに対して、家庭用の電気製品は交流(AC)の電気で動きます。この直流の電気を交流に変換するものが変換するものがインバーターです。
また、電圧も家庭用電気製品が動作する100ボルトに変換する機能も持っています。
直流の電源で動作するもの(電球など)には不要ですが、例えば電気ポットや、テレビ、パソコンなど一般の家庭電気製品を使うためには必須の機材です。
インバーターには出力する電流の波形によって、大きく「矩形波タイプ」と「正弦波タイプ」に分かれます。
照明や電子レンジ等、多くの電気製品は安価な矩形波タイプインバーターで動作します。
また、ノートパソコンのようにACアダプターを使用する物でしたら、矩形波タイプインバータで使用可能です。
しかし、位相制御という方式の回路を持つ機器の多くは矩形波タイプインバーターでは正常に動作せず、機器とインバータの双方を傷めてしまいます。
テレビなどのオーディオ機器も矩形波タイプインバータで動作しますが、ノイズが入る可能性があります。
矩形波タイプインバータ一覧を見る
これに対して、正弦波タイプインバータは家庭用コンセントと同様の波形の電流を得られます。やや高価ですが、矩形波タイプインバーターのような制限を気にせずに家庭用機器を使うことができます。
使用する機材によって正弦波タイプインバーターと矩形波タイプインバーターを選びましょう。
また、比較的安価な「擬似正弦波タイプ」と呼ばれるインバーター
もあり、矩形波タイプインバーで動作しない機器がこれで動作することもあります。しかし、擬似正弦波タイプインバーターで動作するかどうかは、使用する機器のメーカーに確認を取ったほうがよいでしょう。
正弦波タイプインバータ一覧を見る 擬似正弦波タイプインバータ一覧を見る
●正弦波タイプのインバーターでのみ使える機器(位相制御を用いている機器)の例
電気毛布
調光器
電球型蛍光灯・ラピッド・スタート方式の蛍光灯
電気ポット
精密な動作を必要とする精密機器や医療機器
50/60khzの切り替えがあるもの(インバーターに切り替え機能があればOK)
インバーターもバッテリーと同様にできる限り大容量なタイプを選ぶことをお勧めします。
それは、前述のような位相制御以外の機器であってもなくても、接続する機器の消費電力の合計がインバータの出力を超えては使えないからなのです。
ポイントは「機器に表示されている数倍の消費電力が起動時に発生」ということです。これがインバーターの容量を超えたら使用できません。
●起動時電力に注意が必要な機器とその電力の目安
蛍光灯:消費電力×2(ラピッドスタートタイプの蛍光灯は使えません)
テレビ:消費電力×5
電子レンジ:消費電力×3
モーター及びモーターを使用した機器(冷蔵庫・扇風機など):消費電力×5~10
※当店で扱っているPowerTite製及びCellStar製バッテリーは、もしも電力オーバーをした際には自動的に電気の入出力を停止して機器を保護するので、安全です。
充電器
ディープサイクルバッテリーの充電には、専用の充電器が必要です。そのバッテリーメーカーの純正品を使うのが安心です。
ディープサイクルバッテリー用充電器を見る
その他のアクセサリ
上記の機器をつなぐケーブルや端子類が別途に必要になります。これも機材にあわせて購入しましょう。
マット類
車中泊は「泊」るものです。どれだけ快適に夜を過ごせるかは、そのベッドメイキングが重要です。
そこで大事なのがマット類です。お車がフルフラットタイプであっても、これは必須です。お車のサイズにあったものを選びましょう。
そして、マット選びで大事なことは腰のある素材でデコボコ感を解消してくれること。もちろん、収納性や防汚性のあるものがいいですね。
また、快眠できる枕も欲しいですし、毛布も季節に応じて必要です(冬場は電気毛布が必須ですね)。シュラフ(寝袋)を使う方も多いです。
寝るときには外部も気になるので、アイマスクや耳栓などの小物も役に立ちます。
マット一覧を見る
充分な容量のバッテリーとインバーターがあれば家庭用電気製品が使えます。
車中泊ではこのような物を持って行くと便利ですね。
・照明
・小型のテレビ
・冬用の暖房用機器(電気毛布など)
・夏場の冷房機器(小型扇風機)
・ゲーム機
・パソコン類
・携帯電話等の充電セット
・電子レンジ
・冷蔵庫
・「車中泊」できる道の駅を探そう
国土交通省道路局 | 道の駅利用案内
・気になる天気予報はここから
日本気象協会
(社)雪センター
・道路交通情報はここでチェック
日本道路交通情報センター:JARTIC
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